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開業された先生のご感想

山田消化器内科クリニック
院長 山田 正美 先生

質問に対する迅速かつ親切な対応から信頼が生まれました

アサヒ お世話になります。山田先生には場所の選定から建設工事まで弊社でお世話させて頂きました。
信頼して頂きまして大変ありがたく思っております。

先生は開業される前は、浜松医療センターの消化器センターでセンター長をされていましたが、 開業されたきっかけを教えてください。

先生 開業医 もともと25年ごと(四半世紀)を人生の区切りにしようと考えていました。 最初の25年で学問を修得し、次の25年で病院勤め(勤務医)をし、その後開業しようと思っていました。

最初のイメージでは、大学を卒業した後、5年くらい大学で研究をして、そのあと病院で臨床をしようと 思っていたのですが、実際には最初の研究の期間が5年程延びて、浜松医大等で10年ほど研究をした後、医療センターに20年ほど勤めました。

そのため、本当は50歳で次の人生を始めようと思っていたのですが、独立しようと考え始めましたのが、5年遅れの55歳となってしまいました。

開業のきっかけとして、東京にいた長男(現事務長)がちょうど浜松に帰ってくるタイミングだったことや一番下の子供(次男)が医大を卒業する目処がついたということがありました。

アサヒ それは次男さんに病院を継いで欲しいというお気持ちもあったのでしょうか?

先生 それは全くありませんでした。 子供が大学を卒業すればお金もかからなくなるので、そろそろ自分の次の人生に投資をしてみようかなということで、開業を決意しました。

アサヒ この病院の規模なら次男さんに継いでもらわないともったいないような気もしますね。

先生

先生 あとは、(開業の動機として)消化器疾患は悪性腫瘍が多く、発がん過程に慢性炎症の存在が深く関わっていることがわかっています。この慢性炎症の段階で発がん予防ができないかと日頃から考えていました。
地域の医療で慢性胃炎、慢性腸炎、慢性膵炎、慢性肝炎の段階で治療が出来れば発がん予防になるのではないかと思っています。

アサヒ 内視鏡を扱う先生はよくそのように仰いますね。かかりつけ医のよさはそこにあると思います。
やはり、がんになる前に患者さんを救いたいというお気持ちが開業のきっかけになったのですか?

先生 そうですね。
病院にいた頃はがんの内視鏡切除を毎日のようにやっていました。 胃がんの内視鏡手術は日本が世界をリードするような分野なので、やっていておもしろいという気持ちはありました。

しかし、その一方で手の施しようのない患者さんもたくさんいます。 開業した現在はがんになる手前の段階の炎症でストップできないかということにエネルギーを注げるようになったので、そこは現在非常にやりがいを感じています。

アサヒ 今後クリニックとして目指すことはありますか?

先生 消化器の専門クリニックの認知度を高めて、病状の早い段階でたくさんの患者さんを診たいというのが一つの目標です。
内視鏡機器ではまだ浜松医療センターでも導入していなかった高精細内視鏡を開院時より導入しました。

また、患者さんに楽に検査を受けてもらうため、静岡県内では初の大腸カプセル内視鏡も導入しました。(県内では浜松医大と当クリニックが同時期導入。)現在、早期の大腸がんならここで治療して完治に至る人も沢山います。

今後はクリニックの認知度を高めるため、土曜日の午後も診療していることを広告やインターネットでアピールしていこうと考えています。 実際、インターネットを検索してはるばる遠くからみえる患者さんもいますので、インターネットの重要性を実感しています。

事務長が各端末からのインターネット検索がしやすい環境作りをしてくれていますが、今後はさらにインターネットから診察予約ができるシステム構築をと事務長に発破を掛けているところです。

アサヒ そうですね。最近はみんなスマホやタブレットでいつでもどこでも検索できますし、インターネットのレビューを参考にする人も多いですからね。

次に開業にあたってコンサルタントを選ぶ基準を教えてください。

先生 開業するまでにいろいろ検索をして、税理士や社会福祉関連の会社に相談したり、 銀行の融資部にいる甥からコンサルティング会社についての意見を聞いたりしました。
いろいろな人と会ってたくさん質問をしてみて取捨選択した結果、外山さんが最後に残りました。

アサヒ うちが最後までしぶとく残ったのですね(笑)

先生 正直なところ1回会っただけでダメだと思うコンサルタントも結構いました。
外山さんのことも最初は疑心暗鬼だったのですが、疑問に思ったことをとにかく質問してみて、その対応から信用できそうだと感じました。

選んだ決め手として一番大きかったのが、開業に直結しない不動産の質問をした時に、半日使ってわかるまで親切に説明してくれたことです。 そんな小さいことの積み重ねが信頼に繋がって、この人なら開業まで一緒にやっていけるのではないかと思いました。

アサヒ 何でも質問してくださるのでこちらも答えがいがありました。

最初は場所の選定もそうですが、不動産のことが主で専門用語がいっぱい出てきて、 一般の方が理解するのは難しいと思ったのでそこはわかりやすく説明したつもりです。
自分でも意識して、いろいろな角度から(建築、不動産、税務等)オールラウンドに対応したいと思いました。

あと、自分がいつも努めていることは課題を残さないこと、そして速さですね。 何事も早め早めに解決していくことは重要だと思っています。

先生 速攻で対応してくれるというのはいいことですね。
外山さんの場合はほとんどその日のうちに回答してくれるのが嬉しかったです。
開業までに悩むポイントはたくさんあるので、疑問点を聞きやすい人にコンサルを頼むということは大事だと思います。

アサヒ 弊社に限らずこんなコンサル会社を選んだらよいというご意見はありますか。

先生 たくさん選択肢を与えてくれるコンサルタントがよいと思います。
他のコンサルは少ない選択肢しか与えてくれないのに、ここがいいのではないか、次のステップに進もう、とどんどん進めていこうとしました。

アサヒさんを選んだのは幅広く自分のニーズに応えようとしてくれたこと、不動産に関して言えば市場に出回っていない土地を探してくれたことが大きかったです。

アサヒ ここだけの話しですが、市場に出ている土地は余りものということも多々ありますので、 地主に直接掛け合うなどして、できるだけ先生のご要望に応じた土地を探したいと思いました。

アサヒ コンサルなしで開業はできると思いますか。
(例えば、不動産屋は不動産屋、医療機器は医療機器、設計事務所なら設計事務所にご自分でかけあって)

先生 各業種からのアプローチ、営業を個人で受けるのは大変だと思います。初めてのことばかりですし、勤務医をしながら自分ひとりでコンサル無しで対応するのは大変だと思います。

アサヒ 開業までに大変だったことを教えてください。

先生 とにかく決めることがたくさんあったことが大変でした。
でも、当時は苦労しましたが、今の時点で自分が選んだもので後悔しているものはないので、 結果的にはたくさんの選択肢から自分たちで選べたのでよかったと思います。

アサヒ 本日はお忙しい中、インタビューに応じてくださり本当にありがとうございました。
今後も目標に向かって頑張ってください。

 クリニックデータ

クリニック名 山田消化器内科クリニック
診療科目 消化器疾患診療・内科一般診療・内視鏡診療センター、人間ドック・ 炎症性腸疾患(特定疾患)診療・ピロリ菌診療
所在地 静岡県浜松市中央区三方原町892-1
TEL 053-430-1555
URL http://www.clinic-yamada.com

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