開業された先生のご感想
おぐす皮ふ科クリニック
院長 小楠 浩二 先生
不動産の取得から設計・建設・融資・運営のアドバイスまで進めていただきました。
例えば、突然明日からここの病院に行ってほしいとか、また落ち着いたと思ったらまた別の病院に、と人事の面での安定があまり期待できません。私はある程度一ヶ所に長くいましたが、それでもこの先のことを考えますと、「どこまでこの様なことが続き、家族にもどこまでついてきてもらわなければならないのか?」と考えると不安でした。また、自分自身も落ち着かないので、このような面で不安が多かったです。
つまり、家族や子どもの教育も含めた将来のビジョンをしっかりしたい、その為には定住するのが良いことだと思うし、それに伴い開業できれば良いことだと考えたのが一番の理由です。
では、開業すると決めて実際に開業するまでに苦労したことを教えてください。
具体的に言うと、どのようなことから考えるのが良いのか?時期のことも、場所のことも、建設のことも、マニュアル本みたいなものもあるのですが、それはあくまで自分の頭の中で消化する情報でしかありませんから、正直実際は自分で始めるには、ソフトの面でもハードの面でもわからなくて困りましたね。
そのような不安に対して、サポート、アドバイス、バックアップして頂ける人に出会うことがなければなかなか進まなかったと思います。
ドクターは仕事をしながらですから、そればかりに時間をとられるわけにもいきませんし、本当のプロに任すのが良いですね。
その点はアサヒさんに早く相談できて良かったです。
いろいろなドクターに聞いても同じ事を仰る方が多いですし、当初相談した人とうまくいかずに半年・一年を無駄にしてしまったというドクターも結構いらっしゃいます。
開業して良かったなと思うところを教えてください。
私の勤務医の時代は医師不足の始まりの時でして、医師一人あたりの負担が多く、当然緊急となれば呼び出しが多く、当直も多いわけです。自分のベッドで寝るということも思うようにはならなかったですね。
今は仕事で忙しいことはありますが、一日の終わりは自分の自宅で過ごすことが出来ますし、用事があればある程度休日の融通もきかせることが出来ます。
あとは、診療に関しては、自分の治療しやすい施設・機器・お薬等、自分で決めるなり選択するなり出来るので、仕事にストレスがないのは勤務医時代とは違うことですね。
今後、診療所として目指すところはありますか?
私共の当初からの対応や印象はいかがですか?
実際、開業してから3年が経ちましたが、こちらの予想以上に患者さんが増えております。それにはハード面、やはり施設が良くなければ患者さんは来てくれないと思うのです。正直、見た目も大事ですから。
当医院の場合は、駐車場から診察室まで完全バリアフリーで設計しているので、非常に診療に来やすいというところも大きい要素だと思っています。
あとは、なかなか難しいことですが、コンサルをやって頂ける人を見極めて、素直にアドバイスを聞いて、良いクリニックを創り上げていくということが大事だと思います。
自分のやりたいことや考えをしっかり伝えるということは大事ですが、変に突っ張らないで、専門の意見を聞くことが良いと思います。
それは、先輩の先生方の意見を聞き、教えを請い、自分で勉強をして、経験を積み重ねていく…これしかないですね。
私としてもスタッフに関しては働きやすい環境になるよう努力はしていますよ。苦労がないと言えばウソになりますが、ドクターの方々皆さん同じだと思います。
今後も先生のご活躍を期待しています。