開業された先生のご感想
まつけんクリニック
院長 松本 健 先生
開業地選びは、妥協せず気に入ったところに決めることが大事です。
例えば、お薬ひとつをとっても、勤務医の時には処方に制限がありました。先生もたくさんおられるので、採用薬というのが決まっています。自分としては、本当はこちらを使いたいと思っていても、制限されて処方という形になるのです。その点、開業すれば自由に処方できる訳です。
あとは、検査ですね。大きな病院ですと、患者さんが多いので、スケジュールが詰まっていると「来週になります」とかなってしまうこともあります。もちろん、急を要する時はその点を交渉して前倒しして入れてもらうわけですが、これが大変なんです(笑)
開業すれば当然検査は自分のタイミングでできる訳ですから、その点は本当にストレスがないです。自分の好きなタイミングで検査ができるわけです。
もちろん、患者さんにとって病気はストレスになると思いますが、ドクターにとっても大きな病院の中では診療に対してストレスがあるものなのですね。
アサヒさんに会う前は、(市場に出ている)売物件を買うしかないと思っていました。
業者さんが不動産の売物件などをいくつか持ってきたのですが、正直言うとどれもしっくりいかない物件でした。仕方ないので「その物件の中から良さそうな物件で決めるしかないのかな?」と妥協するような感じでした。
そんな時にアサヒさんを紹介してもらい、いろいろな調査や自分との協議の上、この地域が良いと判断の後、候補地をいくつか選定してもらいました。その後、アサヒさんは何人かの地主さんと粘り強く交渉をして開業用地を出してくれたので、そこが良かったと思いますし、こういう決め方があるのだな と感心しました。
ですから、ドクターに目線を合わせて、ドクターの希望・要望から入るのです。開業は大きな覚悟を要するので、ドクターには本当に満足した場所を選んでいただきたいですね。松本先生に満足して頂けて本当にうれしいです。
周りからは別にすれば、何かあった時に設計事務所さんが責任を負ってくれるからとかいろいろ言われました。
まぁそれも“旭建設さんの設計室を信用するか?”“別の設計事務所さんを信用するか?”結局は信頼関係の問題なんですね。
アサヒさんの「設計室と連携してできるだけコストダウンに努めます」という言葉には説得力がありましたし、それは打ち合わせの過程で本当に実感しました。
我々は、土地代金も含めた全体の総予算を意識して施工計画を進めるように心掛けております。全てを理解している設計事務所さんに出会えれば本当に良いですし、いろいろな面でアドバイスを頂けるならなおさらいいですよね。
弊社も信頼できる設計事務所さんから声をかけて頂いて、施工のみを頑張った価格で請け負わせて頂くこともよくあります。
場合によっては、私共がドクターに設計事務所さんを紹介させて頂いて一緒に打ち合わせをしていく例もあるからケースバイケースですね。
今後、診療所として目指すところは?
その点も考慮して、土地を選定した時にアサヒさんと相談してまだ用地を増やすことができそうなこの土地に決めたんですよね。
弊社の対応や印象はいかがですか?
もうひとつのアドバイスとして、話を進めているうちに話が進まなくなったり、停滞したら無理をしないで別の方向性を探したり、別のコンサルタントを探すのが良いと思います。
うまく開業できた先生が決断のタイミングがいいということは皆さん共通しています。
これからも地域医療のため頑張ってください。